肩・首の症状
痛みやコリの原因は意外なところに・・・!
首自体の問題によるもの
首の骨の変形やヘルニアなど椎間板や神経などの影響により肩こりが 起こる場合があります。通常首は、頭の重さを支える為に湾曲していますが デスクワークが長いと湾曲している骨がまっすぐになる(ストレートネック)場合があります。そうなると頭の重さを分散できない為ストレスがかかり、骨と骨の間にある椎間板というクッションが傷んでしまいヘルニアになったり、徐々に変形して首の動きが悪くなることで筋肉が緊張し肩こりの原因となります。
姿勢によるもの
長時間のデスクワーク、リモートワークなどで肩こりが起こる場合があります。同じ姿勢を続けることで、筋肉が緊張し頭や腕を支える筋肉の血行不良が生じ必要な酸素が取り込めない為老廃物質が生じ、筋肉や周辺の末梢血管を刺激し痛みやコリとして感じ出てきます。特に姿勢の悪化は骨の変形につながりますので、将来的に背中が丸くなったり美容の面でもマイナスとなる恐れがあります。
痛み・コリ 精神的な緊張によるもの
ストレスや精神的不安などがあると自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスが崩れて起こる場合があります。リラックスしてカラダの緊張を緩和する副交感神経より交感神経を過剰に反応させてしまい首や肩周辺の筋肉の血管が収縮してしまって血行不良が生じ肩こりを引き起こします。
目の疲労によるもの
眼精疲労からくる肩こりは頭痛や吐気、めまいといった症状が多くなってきます。パソコン作業や携帯電話などの影響は大きくブルーライトや電磁波などが原因と言われています。
アゴの影響によるもの
意外に知られていないのが噛合せや歯ぎしり・食いしばりで起こる場合です。アゴの影響は即、首に影響し首のゆがみや頭痛の原因にもつながります。歯ぎしりなどは女性でも70kg~100kgはあるためアゴに極度のストレスが加わり顔の筋肉のコリ→首のコリ→肩のコリ→首の変形・片頭痛と様々な症状が現れます。口を開ける時ポキポキやゴリゴリ音がする方は要注意!
その他の原因
意外と知られていないのが、心筋梗塞や子宮内膜症などの原因でも肩こりの症状が出る場合もありますので、今までなかった肩こりが急にでてきなどの症状がある場合は自己判断はせずに専門医を受診しましょう。
肩こりの原因
1、同じ姿勢が続く作業
デスクワークや家事、育児などで背中や肩に負担がかかったまま同じ姿勢が続くと、その部分の血行が悪くなります。
血行が悪くなると老廃物が溜まりこりとなってしまいます。最近ではリモートワークも増え会社とはデスクの環境もことなり負担が大きくかかってしまうことも多いようです。
老廃物がたまったままになってしまうと、痛みを出す物質に変わり痛みがでたり筋肉が変性してゴリゴリとした塊のようになってしまいます。
2、ストレートネック
デスクワークやスマホを見ている状態が続くと、頭が前に出たような状態で筋肉が硬くなってしまいます。
通常、首の骨は4〜6キロもある頭の重さを支える為にS字のカーブを作って、かかる重さを分散しています。
しかし、頭が前に出たような状態で筋肉が硬くなってしまうと首のS字カーブがなくなってしまい重さが分散できずに首や肩の負担が増えてしまい、さらにコリとなってしまいます。
3、ストレス・我慢のしすぎ
ストレスが多かったり我慢をすることが多いと、交感神経の優位な状態が続き過緊張な状態になってしまいます。
緊張は筋肉を硬くさせ血流量を少なくしてしまうのでコリが生じてしまいます。
感情と体は密接に関係しているため、「怒り」の感情の時は特に肩周りに力が入りやすく筋肉を硬くさせてしまいます。
「怒り」の感情が外に出てなくとも、我慢のし過ぎなどは知らず知らずのうちに「怒り」の感情が溜まりやすいので同じような状態になってしまいます。
4、事故の後遺症
交通事故などで首の捻挫(いわゆるムチウチ症)をしてしまうと、気圧の変化や体調により首が痛くなったり、肩のコリ感がでてくることがあります。
首の捻挫も足首の捻挫のように、首の周りの筋肉や靭帯などが損傷されてしまうので、一旦治っても気圧が低くなって関節がむくんだりすることにより不調が出てしまいます。
5、顎や噛合せ
噛合せが悪いと、自然とバランスを取ろうとして体全体にゆがみを出してしまいます。
逆に、体の歪みからもアゴや顔の歪みをだしてしまいます。
このような状態は頭と体を繋いでいる首や肩に特に負担がかかってしまい筋肉を硬くしてしまいます。
歯科からの治療も検討が必要となる場合があります。
対処法
日常生活でのケア
上記の原因からみていくと日常生活においてこのようなことが重要となります。
同じ姿勢を続けない
デスクワークなどで30分同じ姿勢が続いたら、肩を回すなどして少しでも筋肉を動かしてあげる
血行をよくする
運動や入浴などで血行を良くし、コリの元になる老廃物を排出を促してあげる
姿勢に気をつける
デスクワーク時は頭の位置を肩より前に出しすぎない
スマホを見る時はうつむく姿勢にならないように、持つ手を少し上にする
専門家にケアをしてもらう
コリの症状がでている場合は、専門家にケアをしてもらいながら日常でも自分で上記のようにケアをするのがオススメです。
慢性的な肩こりは肩周りの筋肉をほぐしただけだと一時的には軽くなった感じがしますが、根本的な解消にはなりません。
骨格や関節の動き、全身の調整などを深く施術してもらうことが必要です。
肩こりを放置していると・・・
こわばった筋肉が血管を圧迫すると血行不良となり、コリがひどくなります。末梢神経が傷ついて、ジーンとする痛みやしびれが生じてきます。
頭部、顔面の症状
首の後ろ~頭部~側頭部の痛みが起こり、目の奥が痛くなったり、眼精疲労を生じやすくなります。
コリや痛みが強くなると、吐き気をもよおしたり、気分が悪くなったりします。
首、肩の症状
頚椎後方にある脊椎関節の動きが低下したり変形が生じたりすると、首の後ろから背中、時には胸の前方に痛みやこり、だるさ、違和感が生じます。
腕、手の症状
肩から手、指先までの痛み、しびれ
寝違え
肩こりを放置しておくと、寝違えになりやすくなってきます。
その他、肩や首の症状
四十肩・五十肩
四十肩・五十肩は、肩の関節、関節周囲の靱帯・筋・腱・関節包などが、炎症や拘縮を起こし痛みが出ます。
四十肩・五十肩に関してはこちらのページをご覧ください。
当院での施術法
なごみ整体院では、筋肉のほぐしだけでなく骨格や関節の調整、全身のつながりを使った施術をしていきます。
原因によって施術する部位が変わってきますので、カウンセリングで原因を探り適切な方法で施術をしていきます。
こうすることによって、リラクゼーション目的のほぐしでは得られなかった軽さを実感していただけます。